正官庄マガジンから 「天、地、人が 相まって道を耕す」
2017/10/23
天、地、人が 相まって道を耕す
農家であるということは、自然と一緒に生きること。実りをもたらす天候と肥沃な土地に人が手を施すことによって収穫という宝がもたらされます。
肥沃な土地からいただく収穫の実りには、必要な時間があります。地中の無数な微生物が植物を育てる時間、季節によって異なる風と雨の時間,雨が地に染み込んで植物の根が水と養分を取り入れる時間、植物の成長に合わせて適切に手をかける人による時間。全てが順調なリズムで流れた時に、収穫を迎えることができるのです。
農家は植物と一緒に時間を過ごしています。毎年毎年、環境の異なる中で実りを迎えるために探求し続けます。中でも高麗人参は収穫までには6年の時間が必要です。2,190日、5万2,560時間をかけて成長を待ち、共に歩みながら高麗人参と一緒の時間を過ごすのです。
生涯を通じて農業を探求した朝鮮の実学者茶山丁若鏞(チョン・ヤクヨン)は著書「農策」の中で以下のように表現しています。
“農業と言うのは天と、地と、人と言う三才が混じり合って道を耕すことだ。”
사보 심 2017년 가을호 글 정다운 사진 이종근 스타일링 주혜준
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- キョンキョン