韓国の四像体質医学　少陰人とは

古くから伝わる韓国の四像体質医学は、韓国のイ・ジェマ医師が発見したその４つの体質で「太陽人」、「小陽人」、「太陰人」、「小陰人」に分けられます。あなたはどのタイプでしょう。タイプによって、体つき、内臓の強弱が異なります。自分のタイプを知って、普段の生活や食べ物に注意をし、健康な体を維持しましょう。

四像体質医学　太陽人とは

四像体質医学　小陽人とは

四像体質医学　太陰人とは

四像体質 少陰人とは

四像体質医学の少陰人は、お尻と下半身が大きく、肩と胸が小さな体型を持ち、顔は柔らかく温和な印象を与える。 落ち着いて几帳面で思索的な反面、過度に消極的な面もある。小さな事にもくよくよと心配が多く、不安定な面がある。

臓腑の特性

腎臓の機能が活発で、脾蔵の機能が足りない、「腎大脾小」の体質。

外見

少陰人は、身長と体が小さい方で、上半身に比べて下半身が発達し、筋肉が比較的少なく柔らかいタイプ。 大人しく落ち着いて穏やかな印象。 肌は柔らかくて薄い人が多い。

態度

少陰人は細事に几帳面でまじめ。 思索的で、緻密、細心なタイプでミスが少ないが、行動力と表現力が足りなくて消極的。 自分を出そうとせず他人を配慮する態度を持ち、周りを主導的に引っ張っていくことよりは雰囲気に合わせようとする傾向がある。話し方は静かで、ゆっくりと歩く。

性状

内向的で思索的な傾向の人が多い。落ち着いて几帳面で些細なことにも遺漏はないが、積極性が足りない。正面から出て戦って解決するよりは迂回的になだめながら解決しようとする性格で、柔順な性質の人が多い。

太陰人の健康な暮らし方

健康と病気

少陰人は消化機能がよく維持されれば、健康。 病気がない時も体力が弱くて同じ仕事をしても疲れやすいことが多い。また、体が冷たくて気が沈む特性があり、いつも暖かい物が好きで消化障害に苦しむ場合が多い。下腹が冷たく感じられて、少しだけの汗でも疲れやすい。 食べ物の消化がうまくできて、冷たい水もよく飲むことができれば、健康な状態と見られる。

少陰人は消化機能が弱いことで、消化不良、胃炎、胃下垂、下痢などの急慢性胃腸病やうつ病、神経不安症のような神経性疾患や手足冷え症などの症状を慢性的に罹患する場合が多い。そのために普段の生活で健康管理をしっかりしなければならない。

心構え

少陰人は内向的で消極的な性格のため精神的に不安定になりやすいので、普段の生活で積極的で能動的な態度を育てなければならない。小さくて些細なことに執着せず、おおらかな心を持つことが大事。周囲の状況に振り回されるよりは主導的に対応しようと努力しなければならない。 嫉妬したり、些細なことにも気を揉むことは少陰人の良くない面で、これにより各種の神経症になる恐れがあので注意が必要。

運動及び生活習慣

少陰人は積極的な態度と健康な体を作るために、規則的で勤勉な生活習慣をつけることが大事。毎朝規則的な運動をすることが役立つ。しかし、基本的な体力が弱いため激しい運動をして汗をたくさん出すことは控えた方がいい。どんな運動でも規則的に適量をすることが重要で、筋力を強化させる運動よりも、すべての関節をバランスよく動かして柔軟性を養う考えがよい。適した運動としては、軽いジョギングや縄跳び、体操、水泳、山登りなどで、普段は冷温浴をして心身を強化することが病気に対する抵抗力を育ててくれて良い。

食べ物

少陰人は消化器の機能が弱くて、胃腸障害になりやすいため、暖かい食べ物、またはやや辛くて刺激性のある食べ物がいい。脂肪質が多い食べ物や冷たいもの、生の食べ物は消化障害や下痢を誘発しやすい。

体に合う食品：ジャガイモ、鶏肉、ヤギの肉、羊肉、スケトウダラ、イシモチ、ほうれん草、キャベツ、三つ葉、ねぎ、にんにく、生姜、唐辛子、りんご、みかん、トマト、ナツメ、蜂蜜など

体に合わない食品：冷麺、メロン、スイカ、アイス類、かき氷、生ビール、麦、豚肉、小麦粉の食べ物など

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