韓国の四像体質医学 少陽人とは
2017/06/01
古くから伝わる韓国の四像体質医学は、韓国のイ・ジェマ医師が発見したその4つの体質で「太陽人」、「小陽人」、「太陰人」、「小陰人」に分けられます。あなたはどのタイプでしょう。タイプによって、体つき、内臓の強弱が異なります。自分のタイプを知って、普段の生活や食べ物に注意をし、健康な体を維持しましょう。
四像体質 少陽人とは
四像体質医学の少陽人は胸や肩部分が大きい反面、お尻と下半身が小さな体型を持っており、顔は鋭い印象を与える。 積極的で活発で敏捷だが、感情的で見かけを気にしすぎる傾向がある。 新しいことに早く取り組むが、まとまりがつかないことを恐れているタイプ。
臓腑の特性
脾臓が強く、腎臓が弱い「脾大腎小」の体質。
外見
体格は上半身に比べ、下半身が弱く、胸と肩部分が発達している。 がっしりして軽快に見えて、筋肉質の人が多い。 顔は額が広くて頭が前後に突き出た人が多く、あごはビリケン型で唇が薄く目つきが鋭い。
態度
行動が敏捷で軽快な性格の人が多い。早口で饒舌な傾向があり、落ち着いてじっくりと構えて我慢することができず体をたくさん動かすタイプ。
性状
活発で外向的な性格の人が多い。 短気で素直なタイプ。 剛直な性格で不当なことに対して直言をすることが多い。人前に出ることや大勢の関心を引くことが好きなタイプ。
太陽人の健康な暮らし方
健康と病気
体に熱が多く、気が上昇する傾向があり、興奮しやすくて顔がほてりやすい。 消化力は良い方だが、便秘がある場合、他の体質の人より胸に窮屈さを感じる。腰や足が弱くて腰痛、関節痛などで苦労する人が多い。 怒りや熱による病気が多いので、心臓病、糖尿病、高血圧などに注意しなければならない。
心構え
短気な性格で、怒りやすく悲しい感情に包まれることが多い。 常に怒り悲しみに満ちていると、大きな病気になる恐れがあるので、早めにその気持ちを取り払った方がいい。 小陽人は、他人に誇示したい気持ちが強いが、自分の内面的な中身が足りなくて不安定な傾向があるので、コツコツと内面を磨く努力をすることが大事。また、仕事を創作することは得意が、後片付けが弱い傾向があるので、始める前に慎重に検討する姿勢が必要。
運動及び生活習慣
瞬発力はあるが、持久力が劣る短所がある。そのため、普段から持久力を養う努力をすることが必要。 山登りやロードワーク、サイクリングなど下半身を鍛錬する運動が良い。小陽人は気が上がりやすいため、冥想や丹田呼吸を通じて気を静めることも良い。
食べ物
脾胃に熱が多い体質で消化力は旺盛であるが、陰気が足りないため陰気を涵養する食品を食べたほうが良い。一般的に新鮮で冷たい食べ物や野菜類、海鮮物などが体に良い。
体に合う食品:麦、小豆、豚肉、玉子、鴨肉、貝類、海鮮類、白菜、キュウリ、スイカ、イチゴ、バナナなど
体に合わない食品:鳥肉、ヤギの肉、サムゲタン、蜂蜜、生姜、唐辛子など(熱性の食べ物)
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- yuki