紅参(6年根高麗人参)」探求の旅_vol.4 活気溢れる京東市場・高麗人参店街
2017/03/10
活気溢れる京東市場・高麗人参店街
京東市場の漢方薬を扱う高麗人参店街に行ってきました。ありとあらゆる漢方の素材、漢方薬が並んだお店がたくさん。2月の寒い金曜日の午前中でしたが、人で賑わっていました。お店では最初は何万円もする高麗人参エキスを勧められましたが、正官庄のものではなかったので、他を見ていると、最後には数千円の商品も紹介してくれました。パッケージデザインはどれも正官庄のものとよく似ているため、ハングルが読めない私には判別ができません。
▲ソウルの市場「京東市場」には漢方薬店 が立ち並ぶ
▲店先に並ぶ漢方の品々、外国産のものより韓国産の方が高め
▲煎じるのは一般の人には難しいため、街の入り口近くは使いやすい粉末タイプが並ぶ
パッケージをコピーした偽物に注意!
1960年には6年根高麗人参紅参を輸出開始している正官庄では、世界中に商品を提供するため、政府の基準の約10倍の自主基準を設けて、生産管理を行なっています。基準値には様々な項目がありますが、最も問題となるのが残留農薬です。6年根高麗人参のオーガニック栽培には膨大な手間と時間がかかりますが、安価に紅参を生産する利益重視の生産者も紅参の人気があるため残念ながら存在するそうです。専門家によると香りと色が違うのだそうです。検査をするとほとんどの場合、基準値を超える農薬が認められるということです。6年根の人気が高い中国では原材料に問題のある商品が存在し、さらに、パッケージをコピーしたいわゆる偽物も出回っているそうです。パッケージには暗号化された番号があり、これも専門家が見れば、すぐにわかるのですが、一般の人には難しく、さらにネット購入する際には見分けがつかないので要注意です。
▲「京東市場」の漢方薬店のウインドウ(上)。正官庄商品とよく似たパッケージが並ぶ。下は正官庄の缶入り紅参
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- yuki