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“習慣的なコーヒー”から“楽しむコーヒー”へ

2019/12/22

抽出されカップに注がれた瞬間から鼻を誘惑する香りと、喉をう穏やかな温かさはコならでは味わい。それにもかかわらず、コまれてしまうような生活は望ましくないですよね。味も香りもまともに感じない“習慣的なコ”にとらわれず、自由を選ぶ理由についてご紹介しましょう。

最近のSNSで目にする最も興味深い動きは、「コーヒーからの解放宣言」です。こうした宣言の裏には、いくつかの理由が隠されていました。

一つ目の理由は「習慣的なコーヒー」から解放されるということ。

朝起きて眠気を覚まそうと一杯、出勤途中に疲れた体を仕事モードに切り替えるためにもう一杯、打ち合わせの席で当たり前に一杯.・・・こうして見ると一日三杯飲むのが基本で、時には五杯以上になることも。

このような習慣が当たり前になると、コーヒーなしでは集中する事ができなくなってしまいます。自分の人生の主役は私だ、と思っていたのにいつのまにかカフェインが私を支配していたなんて!こうした事実を知ってしまうと、決して心穏やかではいられません。


 

二つ目の理由は、やはり"体"。とてつもなく辛いことや不眠を経験したのち'コーヒーを辞めてみよう'と思い立って行動に移したとしても、10年以上コーヒーに依存し生きてきた体はまたすぐにコーヒーを欲するようになってしまいます。

このように、#coffeefreeを生活に取り入れていくことは、決してたやすいことではありません。

それにもかかわらずコーヒーに依存せず生きようと決心した人々が、最初にぶつかる大きな壁が“眠気”です。朝から、コーヒーに頼らず過ごした昼食後の時間は、まるで学生時代の5限目の数学の授業のように眠気が襲ってきます。常に目が覚めていないような、頭がぼうっとする感覚に陥ることもあるでしょう。これこそが、カフェイン依存なのです。

<コーヒーの科学>著者であり、研究者でもある旦部 幸博氏によると、カフェイン依存は一般的に一日にカフェインを400mg以上摂取し続けた際にあらわれる症状であると紹介しています。居眠りを筆頭に疲労感、集中力低下、頭痛、不安感などが現れてきます。良い変化はコーヒーを絶ってから3~4日経過すると感じられるようになるでしょう。

まず、体の声に耳を傾けるようになります。眠いときや疲れた時は、コーヒーを飲む代わりに仮眠をするなど、きちんと疲れをとる。そうすることで夜になると自然と眠気が訪れ、"12時前には寝床につくこと"という、医師らの助言を自然に実践することになります。コーヒーの覚醒効果がなくなる事は、"カフェインの供給が途絶え、アデノシンの活動が活発になるため“という医学的根拠からも説明もできます。一日の活動で疲れた脳内では休息信号を送るアデノシンが分泌されますが、コーヒーを飲むとカフェインがアデノシンに作用し、脳に疲れていないという嘘の信号を送って睡眠誘導を妨害するのです。このような睡眠の妨げとなる要因が消えることで、安眠へと導きます。


 

何より良いことは「コーヒーからの解放」です。

カフェイン依存から抜け出すために必要な時間は人によって異なりますが、ほとんどの禁断症状はおおよそ一週間ほどで消えると言われています。しかし、コーヒーを飲みたくなる気持ちが完全に消えるのには、もう少し時間がかかるでしょう。

そうした時間を乗り越えると、コーヒーは必ず飲まなくてはいけないものではなく、数ある中の一つの選択肢になります。ただ、コーヒーがもたらす楽しみを失う、ということに対して少し残念な気持ちになるかもしれません。

抽出されカップに注がれた瞬間から鼻を誘惑する香りと、喉を伝う穏やかな温かさはコーヒーならではの味わい。旅先で素敵なコーヒーショップを見つける喜びや、有名なロースターリーカフェでコーヒー豆を買うときのときめきも失うことになります。


 

こうした多くの楽しみに別れを告げなければならないのでしょうか? いいえ、その必要はまったくありません。

私たちは、すでにコーヒー依存から抜け出すことができていて,自分の意志でコーヒーを選ぶ権利を取り戻しているのです。習慣に振り回されず、好きな時にコーヒーを楽しみ、時にはお茶を選ぶのもいいでしょう。

カフェのようにどこにでもあるわけではないですが、近ごろ魅力的なお茶の専門店も増えていますので、こうした道のりの中で大きな助けとなることでしょう。普段あまりなじみのないお茶の葉を選んで吟味し、職人の繊細さが醸し出した茶器の美しさにうっとりすることもできます。

こうして少しずつコーヒーから自由になれる方法もあるのです。


 

Dr,s advice

コーヒーより、健康に楽しもう。

1.カフェイン一日の最大推薦摂取量400mg FDA(米国食品医薬局)と韓国の食薬庁が決めた1日カフェイン最大摂取量は400mg。一杯のコーヒーに含まれるカフェインはおよそ125mgだと言われている。したがって、アメリカーノ基準で1日3杯、これよりカフェイン含量が高いコールド・ブリューコーヒー(212mg)は1日、2杯以下にとどめておくこと。

2.水と一緒に コーヒーを飲むと、水分を摂取したように感じるが、実際には飲んだ量の1.5~2倍、それ以上の水分を体から排出する。そのため、水 一~二杯と一緒に飲んで慢性脱水を予防しよう。

3.摂取量と摂取時間を調節すること 米国食生活指針諮問委員会は2015年"健康な成人が一日3~5杯のコーヒーを飲むのは糖尿病と、心血管疾患のリスクを下げる効果がある"と発表した。それ以上のカフェイン摂取は健康に危険を招くという報告があり、就寝前6間以内に摂取すると睡眠の質を低下させる恐れがある。量を急に減らすよりもデカフェコーヒーに変更をしたり、一日の中で飲む杯数を徐々に減らしていくと良い。



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