秋に会いにGo! Trekking！

ウォーキングにピッタリの季節です。時間があるたびに森や山を訪ねる二人のトレッカー。会社の同僚であるKGC人蔘公社のノ・スンウォン社員とカン・スンユン社員から自然だけで経験できる心と体の楽しさについて聞いてみました。

営業室、営業管理部のノ・スンウォン社員は、頭の中が複雑だったり、心が息苦しかったりするときは、自然を訪ねます。澄んだ空と緑の木々を見るだけでも、幸せになるためです。

自然の中を歩きながら考えを整理する時間が何よりも大きな慰めになります。高校の時からの親友とトレッキングを楽しんだ彼女が好きなコースは冠岳山。出会う人々と挨拶して間食を分けて食べながら、暖かい情を感じてみると、苦しいことも知らず歩くことになります。「健康な両足と忍耐心さえあれば、誰でも挑戦することができます。すべてのことに自信を持つようになり、ストレスもあまり溜まりません。」

廻り道や城道、あるいは近い山を訪ねて歩く楽しさを知ることになったら、テーマを作ってみるのはいかがでしょうか。美しい自然や遺跡探訪、グルメツアーなどが加わると、はるかに充実した自分だけのトレッキングコースが完成されるのです。

一歩一歩変わる自然の中に

トレッキング（Trekking）は、南アフリカ共和国のボーア人の言語から由来した言葉です。「牛車に乗って狩猟地を探して集団移住する」という意味であったこの言葉は、長い時間を経って「基本的な装備を備えて、ゆっくり山道を歩きながら自然の風景を鑑賞する行為」を意味するようになりました。よくトレッキングというと、登山から思い浮かべます。歩くという共通点がありますが、登山は高い高度と体力の限界に向かい合いながらそれ以降上がるところのない頂上を征服する達成感を目指します。一方、トレッキングは、急がずゆっくりと自然の景色を楽しみながらゆっくりと歩くとき、その旨味がピークに達しています。結果より過程を重視するトレッキングは、リスクを可能な限り排除してゆったりと自然を楽しむのに意味があります。したがって、決して無理する必要はありません。

今春、スペインのサンティアゴ巡礼道に下宿を設けてお客様に温かい食事と宿泊施設を提供するTV番組が韓国で放映されました。延々800kmに達するこの道に一年、数十万人が訪れ、歩きながら思索を楽しみます。このほかにも、フランスのランドネ（Randonnee)、イギリスのフットパス(footpath)など、随所に純粋に「歩くの美学」を楽しもうとする人々が集まります。韓国にも2007年、済州に15kmのオレギルが創設され、歩くブームが起こり始めました。国立休養林に山をめぐる遊歩道が生じ、智異山（ちりやま）の周囲の道21区間は295kmに達します。最近では、文化遺跡踏査、山上コンサート、野生花の観察など、様々なテーマを設定してトレッキングを楽しむ段階に発展しました。世界で最も笑わせて感動もある、熱い旅行記を書いた「ビル・ブライソン」は、<私を呼ぶ森>で3,500kmのアパラチアトレイルの中、1.400kmを歩く気持ちについてこう書いています。「私たちは急がず、どのような目的もなく、休日を迎えた山人の気持ちで歩きながら、特別なテーマなしに、続けて談笑を交わしながら、時々に木材を積んだ貨物列車が通るように線路をずらしてあげたりしながら、豊かな太陽と無限に広がる銀色鉄道の微光、そして疲れを感じずに足を運んで進む簡単な喜びを満喫した。」だから、森を歩こうとして始めたトレッキングの中に線路やアスファルト道に会っても慌てないように。それもまた歩く楽しさの一つです。

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装備、何をどのように？

トレッキングの基本は歩くこと。したがって、最も重要な装備は靴です。軽くて履き普段の靴を履いても構いませんが、山道や滑りやすい泥道、または雨や雪が降る場合に備えて登山靴を履くのが良いでしょう。登山靴は、トレッカーの足を保護する役割まで十分に果たす必要がありますので、外皮が丈夫で靴の底の摩擦力が良く、首の長いのが適切です。スニーカーの形は足首をしっかりホールドしてくれないため、つま先がつまずきやすいので歩くのに支障をきたしやすいです。特に足首関節が弱まる中年以降には、足首をしっかり保持して、エネルギー損失を減らして、中心をよく取るのに役に立つ首の長い登山靴が適切です。

バックパックは、収納の役割になります。軽いトレッキングでもゆったりしたサイズのものを準備しましょう。水筒や着替えを収納して、両手の自由を確保して、体のバランスを維持するのが良いものです。また、体にぴったりくっつくリュックを持った方が良いです。動きの多いトレッキング中のバックパックが揺れてどこかにかかって倒れてしまう恐れがあります。他にも下り坂で膝への衝撃を低減してくれるスティック、保温性と活動性の両方を備えたローブ、地図とコンパス、ヘッドランプ、帽子と手袋、緊急薬を天候や季節に応じて細かく準備しましょう。

トレッキング装備で最も重要な一つのことを挙げると靴です。ハードに歩かなければならないので足によくフィットする靴を選択することが大事です。足に比べて靴が小さいのも不便ですがが、大きくても摩擦のために水ぶくれが生じる可能性があります。また、服は薄く、複数枚重ね着た方が良いでしょう。歩いていると暑くなったり寒くなったりしますので、脱ぎ着やすいのが便利です。

営業室、営業1部カン・スンユン社員は、運動と親しんできました。サッカーとランニングを楽しんできた彼は、トレッキングにはまった理由は、「自然の中で完全に自分に集中できる時間」が与えられるからです。「激しく動く運動とは異なり、トレッキングは自分のペースで歩き、考える余裕を作ってくれます。じっくり歩いてみると持久力もできて、日常での困難に会っても柔軟に対応することができるのです。」


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