正官庄マガジンから 〜夏に必要なのはバランス〜
2018/08/01
バランスの取れた状態は美しくて生き生きしています。逆にバランスの悪いものは見た目も悪く、不安定に見えます。身も心もバランスの崩れやすい季節、バランスの取れた「自分」をキープすることについて整理してみました。
バランス、とれていますか?
鏡の前で微笑んでみてください。唇は左右バランスの取れた曲線を描いていますか?耳はどうですか?両耳が始まる地点が平行になっていますか?ほとんどの場合、顔は左右非対称なものです。顔だけでなく、身体も左右非対称なことが多いのです。原因としては、眠る時の姿勢、足を組む習慣などが挙げられます。最も効果的な治療法は、日常生活でよい姿勢をとることです。これを通じて、ねじれた筋肉と神経が自分の元来の居場所を探し始めるのです。外見の変化はさておき、身体全体のコンディションの改善を感じることができるようになります。
スウェーデンに「lagom(ラーゴム)」という言葉があります。「多すぎず少なすぎず、ちょうどよい」という意味で、物質主義や消費主義とは反対の、適度で節度あることをよしとする考え方です。誰のものでもない自分だけの速度、やり方、自分に最適な生活をみつけましょう。
大切なのはホルモンバランス
私たちの身体は環境条件が変わるとすぐに反応します。涼しい季節と暑い季節によって異なり、食前や食後、就寝前と就寝後も異なります。ホルモンはこのような環境条件に適応するように働きます。残念ながら、20歳を過ぎるとホルモンは徐々に減少します。ホルモンが過度に減ったり増えたりすると、全体のバランスが崩れ、老化が早く進んで病気にかかりやすい体になります。例えば、代表的な抗老化ホルモンの成長ホルモンが足りないと、筋肉量が減る一方体脂肪が増えて、頭脳活動が低下し、内臓の機能も弱くなります。年齢を重ねるのは止められませんが、成長ホルモンの減少を緩やかにする方法はあります。よく食べて、のんびりしてぐっすり寝ること。猛暑の中ではなかなか難しいのです、普段よりもっとよく食べてのんびりして良質の睡眠を取る方法を考えなければなりません。
「いつ」食べるのか
朝起きてすぐ水一杯を飲んで、内蔵器官を起こした後、1時間以内に朝食を摂ってください。 朝食を食べないと、私たちの体は栄養が供給されないと判断して、エネルギーを使用せず、蓄積するモードに切り替えます。 寝ぼけていても、太陽を十分に浴びて30分後に食事をすると、体は目覚めたモードに切り替わります。 一定の時間に三食をとる習慣は、私たちの体をホルモンが分泌される最適の状態にする行動です。逆に、遅くとも就寝する5時間前までには夕食を済ませたほうがいいです。就寝直前の食事は、血液を消化器官に集め、人間の身体を制御するもう一つのシステムである自律神経のバランスが崩すことになります。
生体リズム崩れていませんか
夏は生体リズムが崩れやすい季節です。身体の中に体内時計を備えていることが近年の研究で明らかになっています。約90分周期で規則的に繰り返されるノンレム睡眠とレム睡眠や、24時間周期で変化する体温の変化、ホルモンの分泌サイクルなど、睡眠は体内時計によって完全に制御されています。今年の夏は、この時計の時刻表に沿って生活してみるのはいかがでしょうか。
08:00 朝の運動は軽く
関節を傷つけないためにも朝は軽い運動が適しています。適正な朝の運動は、30分間のウォーキング、15分間の有酸素運動です。
13:00 昼寝は15分以内に
昼食直後は、体温が落ちる時間。これによって眠気がやってくる方もいます。ただし、30分以上寝ると、時計遺伝子が変わって体が重くなりやすいので、アラームを設定して15分を過ぎないようにしてください。
19:00 夕食はスマイルで
一日三食のうち、夕食が一番おいしく感じる理由は、ストレスホルモンであるコルティソルの分泌が少なくなって味覚が最高潮に達するためです。 ストレスをたくさん受けた日にはこの時間においしい食べ物を楽しくいただいてください。 笑いは自律神経のバランスを取り戻す助けになります。
23:00 体内時計に合わせてベッドに
睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠が一夜に何度も繰り返して、1周期はおよそ90~120分です。人は眠った直後のノンレム睡眠で最も深く眠れますが、この時睡眠圧力(自然と脳を休ませようする力)が大部分解消され、最初のノンレム睡眠で熟睡をすると、残りの睡眠の質もこれに従って高まるようです。朝7時に起きる人の場合は夜11時、未明4~5時に起きる人は夜9時が生体時計が定めた睡眠時間なので、この時間にベットに入る習慣を身につけてください。
심 2018 여름호 참고도서<호르몬 밸런스>(스토리3.0),<시계유전자>(경향BP)
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