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「紅参(6年根高麗人参)」探求の旅_vol.2 「世界第一 正官庄紅参」正官庄の紅参生産工場を訪問

2017/03/10

「世界第一 正官庄紅参」正官庄の紅参生産工場を訪問

百済(ペッチェ)時代の最後の都である扶余(プヨ)に正官庄の紅参生産工場があります。本社のあるソウルからは約170km、車で2時間半。2015年にユネスコ世界遺産に登録された百済時代の遺跡が多く残る小さな街です。紅参生産工場は世界最大級の56,000坪の土地に最新の設備を整えて、丁寧に育てられた6年根高麗人参を紅参に加工していきます。整形や品質管理など熟練した従業員による手作業も多いため、ここで働く人は700人。9~11月の収穫時期はさらに300人が増員されます。

扶余(プヨ)の正官庄紅参生産工場、6年根高麗人参を紅参に加工

▲扶余(プヨ)の正官庄紅参生産工場は、世界最大級の56,000坪の土地に最新の設備を整えて、6年根高麗人参を紅参に加工している

16年にたった1度の収穫

正官庄の高麗人参は厳しい基準に合格した契約農家で栽培されています。ソウルから韓国南部にかけての土地が高麗人参の栽培にもっとも適した地形や気候であることが契約農家の位置を示した地図でわかります。高麗人参は中国産、米国産、日本産などがありますが、韓国南部で栽培されたものが、高麗人参の有効成分であるサポニンの種類を最も多く含みます。

正官庄の専門家は常に高麗人参の栽培にふさわしい土地を探しています。候補の土地が見つかると、約2年かけて、調査や準備を行います。そこから6年根高麗人参を育てて収穫します。土地の栄養分を高麗人参は十分に吸収するため、収穫の後、次の栽培をするには10年は土を寝かせる必要があります。一つの6年根高麗人参の収穫のためには、最適な土地と最低でも16年間の年月がかかるわけです。

6年根高麗人参契約農家、 農地はソウルから韓国南部にかけて

▲地図の白い丸が表示されているのが、契約農家。ソウルから韓国南部にかけて農地が多く、南東部は地形や気候の関係で栽培には向かないことがわかる

高麗人参の葉は強い光に弱いため、藁で光の量を調整

▲高麗人参の葉は強い光に弱いため、光の量を調整するため藁で一棟ごとに屋根がかけられる

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