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シニア犬のための免疫管理

2019/01/25

犬を飼っている人なら、自分の家族であるペットと長く幸せに暮らしたいのが最大の願いでしょう。そのためには人間と同様に、ペットも正しい健康管理が必須です。獣医であるワン・タミ博士に会って老犬の健康、その中でも最も重要な免疫管理について調べてみました。

獣医であるワン・タミ博士

一般的に、22㎏以下の犬種は7歳、40㎏以上の犬種は5歳から高齢犬と呼びます。外観上はまだ可愛い姿であっても、この頃から老化が進行して気力が落ち始め、風邪にかかるとすぐに治らず、同じ怪我をしても治るのに以前より時間がかかるなど、免疫力低下による症状が現れます。例えば、肺炎が治らなくて死に至ることもあります。そのため、小さな病気もおろそかに扱うことができません。 「犬と猫のためのペット栄養学」の著者である獣医、ワン・タミ博士が老高齢犬の免疫力を強調している理由です。人間は、世界保健機構(WHO)の基準により、先進国では65歳以上、開発途上国では50歳以上を高齢と呼びます。健康を良好に維持すると老化が遅く長生きすることができますが、間違った食習慣やライフスタイルを送っている場合、健康が悪化して老化が早く始まるのです。

最近、高齢犬が増えています。その背景と理由は何ですか? 
ペットの寿命が長くなったからです。医学と医療技術の進歩により、病気をより細かく見て、治療方法も多くなりました。例えば、かつてはX線だけで検診した獣医が、今はCTやMRIなどを通じた検診を行い、ペットが持っている病気をより速く、より正確に見つけることができるようになりました。

高齢犬に多く現れる疾患や健康問題は何ですか? 
動物病院を尋ねる老齢犬の病気は、通常、視力、聴力、腰、心臓、関節、皮膚などに関連しています。最近では、癌や脳関連疾患も増えています。病気がなくてもペットの老化が進行すると、消化力が低下し、心臓も弱くなります。同じ食品を摂取しても太りません。痩せてしまうと、関節の力が減少するので、無理な散歩や運動は控えてください。

高齢犬はどのような栄養素を摂取させた方がよいでしょうか? 
関節が良くないペットは、オメガ-3のEPAが豊富な食品が関節の健康に役立ちます。タンパク質が最も重要です。子犬や成犬の場合は30%程度を維持すると良いですが、年をとるほど35%まで上げた方が良いです。ただし、腎臓病がない場合に限りでます。タンパク質はアミノ酸で構成されていますが、体に必要なアミノ酸以外は肝臓を通じて代謝後廃棄物が腎臓へ排泄されます。この時、タンパク質が多いと代謝過程で腎臓に負担がかかるためです。

高齢犬の健康管理のために、最も気を使わなければならないことは何ですか? 
食事の管理が最も重要です。心臓に負担を与えやすい塩辛い食べ物は、高血圧を起こす可能性がありますので、注意した方が良いです。人が食べる味つけの食べ物も避けてください。歯が弱くなり、硬い食べ物は飲み込みにくいので、消化しやすく細かく刻んだり、歯の状態に応じて柔らかくして食べさせてください。

抗酸化食品と免疫力増進に役立つ食品を食べさせてください。


高齢犬と長く過ごすためには、抗酸化成分が多く含まれている食べ物を食べさせた方が良いです。ブロッコリーやブルーベリーなどの天然食品で食べさせた方が良いです。また、免疫力増進に特に役立つ材料の一つは紅参です。おやつに与えたり、紅参が入った飼料をやったりしても良いです。生姜も免疫力を高めるのに役に立ちますので、生姜汁をペットが好きなおやつに混ぜて与えたり、生姜を水に入れて煮て続けて飲ませると良いです。そして、ビタミンDを生成する太陽の光を一緒に浴びてください。無理しないで続けて散歩することをお勧めします。

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