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正官庄マガジンより「ビタミンD欠乏症 注意報」

2018/03/07

ビタミンD欠乏症 注意報

正官庄マガジンより ビタミンD

ビタミンDは、1日15分日光を浴びると合成されます。 ところが、冬の日照量はビタミンDの一日推奨量を満たすのに足りないのです。


ビタミンDは骨を形成する栄養素であるカルシウムの吸収を助けるため「骨の健康ビタミン」として知られていますが、実は、ビタミンDは骨を丈夫にするだけでなく、免疫力を増進してうつ病や認知症を予防し、血圧を調節、ホルモンを合成し、さらにがん死亡率さえ下げることにも役立つというのです。

ビタミンDの一日推奨量を摂取する方法は思ったより簡単です。1日15分ほど日光を浴びること。しかし、北半球に位置した韓国と日本の場合、11月から3月までは日照量が少ないため、日の光を浴びても不足しがちになります。屋内の活動が大半のライフスタイルも問題です。ビタミンDは太陽光線のうち、UVBによってのみ生成されますが、UVBはガラスを通過できないため室内ではビタミンDの合成が行われません。紫外線遮断剤もビタミンDの合成を邪魔する原因のひとつです。最近、韓国のある大学は、韓国女性のビタミンDの数値は、欧州、南米、アジアなどの18ヵ国の女性と比較した結果、最下位であり、88.2%の女性がビタミンD欠乏症であったと発表しました。


それでは、どうしたらビタミンDを十分に補充することができるのでしょうか?

第一は、ビタミンDが豊富な食品を食べること。ビタミンDを最も多く含む食品は肝油(魚の肝臓から得た油)、牛や豚の肝臓。卵の卵黄にもビタミンDが豊富に含有されています。バターや牛乳、干し椎茸、酵母もビタミンDの母体であるエルゴステロールを多く含んでいるで、良いビタミンDの供給源です。
第二に、サプリメントでの摂取です。韓国の保健福祉部が2016年に上方修正した青少年と成人のビタミンD一日推奨量は10ug。骨が弱くなりがちな老年期にはこれより多い15ugになります。ビタミンDが豊富な食品を食べても、この量を満たすことは容易ではなく、また、どれだけ摂取するかをチェックするのは難しいため、健康機能食品を通じて安定的に補充することが役に立ちます。特に女性は閉経期以降毎年3~4%の骨量を消失するため、さらに気をつけて飲まなければなりません。
第三に、やはり日光です。食品で摂取するビタミンDはビタミンD前駆体(ある物質に先行する物質)です。完全なビタミンDに生まれ変わるには、必ず紫外線、UVBが必要です。さらに、日光は幸せホルモンであるセロトニンと熟睡誘導ホルモンであるメラトニンの原料でもあります。冬の間は特に太陽の下を歩来ましょう。


●1日15分の光合成が必要
日光は、私たちの生活をどれくらい、どのようにもっと健康にしてくれるのでしょうか?

ひまわりにも、人にも必要です。
光合成は植物にだけ必要なわけではありません。時には人も太陽を見ながら十分な光合成をしなければなりません。

骨の健康を維持するビタミンDの生成
人は日光を通じて体の骨を形成し、維持するのに重要なビタミンDを生成します。骨の健康のために光合成は必須です。

余裕と安定、憂鬱症の予防
昼の暖かい日差しの中を歩くと、幸せホルモンであるセロトニンが分泌されます。セロトニンが足りないと、平常心を維持することが難しくなって、うつ病にかかる可能性が高くなります。

日差しと熟睡との相関関係
日光を浴びると分泌されるセロトニンは熟睡を誘導するメラトニンの分泌を促進します。熟睡のためにも一日15分の光合成は必須です。

日差しだけそのまま楽しむ
スマートフォンはしばらく手放して、日差しをそのまま楽しんでみてください。スマートフォンによって絶えず刺激される脳にも休息が必要です。ただ、日差しだけを感じながら体には活力を、脳には休息をプレゼントしてください。

のんびりすること
よく食べて続けて運動することも大事ですが、よく休むことも健康のために重要です。1日15分、光合成することを忘れないでください!


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