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正官庄ブログより「研究者は、人々の幸せな生を望む人」

2017/11/13

人文学に最も造詣が深いのは科学者

自然が育んだ「天然物」の研究に29年を捧げた、基礎研究所ハンチャンギュン所長は、紅参をはじめとする伝統素材が人類の小さな希望になることを願いながら、その望みを実現するための研究を続けています。

2017年6月2日、世界で最も多くの関係者(約3万9,000人)が集まるがん学会である米国臨床腫瘍学会で、紅参が抗がん治療を受けた大腸がん患者たちの疲労改善に効果が大きいという、研究結果が発表されました。韓国の15の大学病院の共同プロジェクトであり、がん患者438人を対象とした研究結果は、世界で最も大きながん学会で多くの関心を集めました。

「天然物」、医薬品の権威者の夢

ハンチャンギュン所長は、国内の「天然物」、医薬品研究史で欠かせない人物です。彼は、韓国の天然物新薬1号と5号の研究開発者で、2017年までの29年間天然物、医薬品研究を行っています。主な経歴は、製薬会社の研究員と生命科学大学教授でしたが、2014年1月、KGC人参公社R&D本部の基礎研究所長に赴任しました。

"天然物研究をすればするほど、韓国の伝統素材に対する関心が大きくなりました。漢方素材は全て天然物であり、ほとんどの伝統医学を通じて効能と安全性の検証を受けました。ただ、漢方素材をよく知らない西欧医学界と科学界を説得する根拠が不足しているだけです。その貴重な資料を科学的に検証し、体系化して世界市場に出すことができたら、どんなにいいだろうかという気持ちで、ここにきました。"

KGC人参公社は、毎年、収益の20%を研究開発費に投資しているだけでなく、約140人の修士、博士専門人材が研究に専念できる環境を整備しています。高麗人参と紅参に関する特許を多数保有しており、関連論文の数も圧倒的です。

「天然物」の反対は化合物。天然物が自然が生んだ素材であるのに対して化合物は人工的に合成したものです。ハンチャンギュン所長は、なぜ研究者としての一生を化合物ではなく天然物に捧げたのでしょう。

「私たちの体は水一杯だけ飲んでも様々な反応が同時に、あるいは連鎖的に起こります。化合物、医薬品は対症療法、つまり特定症状を治療する薬です。身体の特定部分を強く調節します。そのため、副作用が出ます。例えば、関節炎の治療剤を長期間服用すれば、胃腸障害が発生する場合が多いです。反対に天然物には多くの成分が入っているので体に発生した問題をマイルドに調節します。したがって副作用がなかったり、あっても人体が恒常性の力で乗り越えられるくらいです。それが紅参、鹿茸のような天然物の魅力なのです。」



사보 심 2017년 가을호 글 정다운 사진 오희원

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